Version Up! (2013/07/21) Ver3.5.2(2014/10/15現在)
metaio Creator
- Demoバージョンでは、2つのマーカー(トラッキングパターン)、1つのマーカに対して2つのARコンテンツのみアップロード可能。
- また、チャンネルへのアクセスは、QRコードのみ。
ダウンロードはこちらから MacバージョンとWindowバージョンがある (Mac版140MBぐらい。206.5MBの空き容量必要)。
- ダウンロードには開発者登録(無料)が必要
metaio Cloud
- 無料ライセンスでは、原則1アカウント当たり100MBまで利用可能で、metaio社のウォーターマーク(「metaio」のロゴ)が画面に入る。(サイト案内より)
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1.metaio Creator のダウンロード
http://dev.metaio.com/creator/getting-started/
ページの右横に PC Demoへのリンクがある。それをクリックするとメールアドレスと名前登録のページに飛び、入力後、ダウンロードリンクが、メールで届く。(Windows バージョン 約135MB 2013/5/23現在Version 2.51→2013/7/21現在Version2.6→2014/7/14現在Version3.5.1)

2.metaio Creator の起動
metaio Creator を起動すると下のようなアプリケーションが開く(PC版の例)

※バージョンが2.6になって、プレビュー機能がついた
3.metaio Creator の使い方
左の+のアイコンをクリックすると、画面中央のようなポップアップウィンドウが開き、何をマーカにするか選択を促される。
一番左は、画像、真ん中と右側は、立体物や実際の部屋や外の空間をマーカにするものであるが、これら2つは、iPadやiPhoneアプリのmetaio ToolBoxを使って作成する必要があるらしいので、ひとまず、一番左の画像を選ぶ。
自分の写真をドラッグドロップしてもよい。サンプルフォルダから画像を選んでもよい。
次に、右のウィンドウから、そのマーカをカメラがとらえたときに、何を表示するかを選択する。選択肢は多く、3DCG,画像、映像、サウンド、ボタン、ハイパリンクなどアイコンを見ればわかるようになっている。
ここでは、ハイパーリンクを選んでみた。(上図) 表示させる位置は、移動したり、回転できる。
上図に出ているような矢印アイコンをドラッグすると移動させることができるし、一度矢印アイコンをクリックすると、回転用のアイコンに変わる。
4.metaio Cloud へのアップロード
セッティングが終了したら、右下の、Upload metaio Cloudに移る。
あらかじめ、metaioCloudのアカウントをとっておくか、ここで新しく作成する

これで、Createボタンを押すと、チャンネルの名前(必須)と説明、アイコン、metaioサーバ(Cloudのこと)に載せるかどうかを選ぶ。

Createボタンを押して、しばらく待つと、このチャンネル用のQRコードが作成される。
5.Junaio ARブラウザで出来上がりを確認する
1)Junaio ARブラウザがインストールされているモバイルを準備する。
※Junaio ARブラウザは、アンドロイド版もマック版もあるので、それぞれのストアからダウンロードインストールしておく(無料)
2)http://dev.junaio.comにログインして、My ChannnelのところにアップされているQRコードを用意する。

3)マーカとなる画像を準備する
今回は、サンプルに含まれていた上図を利用した。
Junaio ARブラウザを起動し、まず、チャンネル用のQRコードを読み取らせたあと、上図のマーカ画像を覗き、そのまましばらく待つと、このページに飛ぶはず。
おまけ)マーカイメージは上と同じだが、別のオブジェクトを表示してみた。
チャンネル用QRコード

結果 (3DCGの読み込みに2分近くかかったが)

マーカの上にmetaioCityが立体的に表示された。
※metaio Creator Demoでは、一度に2つまでのコンテンツしかアップロードできない。

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マーカーについて
http://dev.metaio.com/sdk/tracking-configuration/optical-tracking-technologies/id-marker/
1)IDマーカー

512通りの認識ができるようになっている。最近のモバイルでは、20〜30のマーカーを一度に認識できる。白黒パターンを避ければ、空いているスペースに画像を置いてもよい。
FASTモードとRobustモードがある。
FASTモードは素早く反応する。Robustモードは安定して反応する
それでもちらつきが多かった場合は、Smoothing Fuserを試してみるのもよい。
トラッキングに関するパラメータ
- Tracking Quality : robust か fast
- ThresholdOffset スレショウルド オフセット:カメライメージを0~255のグレースケールを使って2値化するときの境界値 質がfastに設定されているときは変更できない 0〜255で設定
- NumberOfSearchIterations 探索マーカの数:robust設定時のみ有効。あまり高く設定すると遅くなる
マーカーに関するパラメータ
- Size サイズ:マーカのサイズ(mm単位)
- MatrixID : マーカ区別用のID
2)ピクチャーマーカ
IDマーカとマーカレスとの中間ぐらいに位置するマーカ。
持っているパラメータも1)とほとんど同じである。
違うのは、マーカに関してReferenceImageというパラメータを持っていること。ファイル名はトラッキング用XMLファイルがあるフォルダを起点に相対的に指定する。
イメージのサポートフォーマットは ppm,pgm,png,jpegである。
64×64ピクセルのサイズが望ましい。
3)LLAマーカ (緯度経度高度)

IDマーカに似ているが、LLAマーカジェネレータで作ることができる
3)マーカレス

これにはトラッキングに関して2つの主なパラメータがある。widthMMとheightMMである。マーカの横幅と縦幅をセットする。複数のマーカを設定したいときは、TrackingData_MultiMarkerlessのヘルプを見ること
4)他に QRコードやバーコードを読み込むことができる
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